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大好きな松居直さんの絵本ということで図書館で借りてきました。
桃源郷ものがたり ![]() 陶淵明の「桃花源記」にもとづいて、現代の幼少年に語り伝える物語として、再話されたものです。 絵は中国の蔡皋。 「桃花源記」は、高校時代の漢文の時間に学んだ記憶があります。 文章も絵も、とても美しい絵本です。 桃の林の絵が今の季節にピッタリだと思います。 争いのない平和で、穏やかで、人に親切にする暮らし。 今の世でも大切で、しかし、なかなか実現できないものでもあります。 小さな子どもから、高校生、大人まで幅広い年齢層で読める本だと思いました。 |
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ペニーさん
![]() もりのなか や また もりへなどの作品も書いている、マリー・ホール・エッツのデビュー作です。 版画がとても、優しく柔らかな味わいだと思います。 私も、子どもたちもエッツの作品が大好きです。 派手さはないけれど、それがむしろ、落ち着いた気分にしてくれて、心の中にお話がしみこんでくるという感じなのです。 このお話は、ペニーさんと、ペニーさんの大事な家族(年とった馬のリンピー、ムールーという名の牝牛、スプロップという名のメスヤギ、パグワッグという豚、子羊のミムキン、メンドリのチャクラックとオンドリのドゥーディー)の心温まるお話です。 ペニーさんの深い愛情に家族が精一杯の気持ちで応えるというお話。 この絵本を読んで無償の愛という言葉を思い出しました。 豊かさというのは、金銭的なものだけじゃないということを改めて思いました。 |
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1000の風・1000のチェロ
![]() この絵本は、1995年の阪神淡路大震災から3年経った1998年に復興支援のために開かれた「1000人のチェロ・コンサート」を題材にしたものです。 チェロは、絵本の表紙からもわかるとおり、体で抱きかかえるようにして弾く弦楽器です。 でも、チェロってどんな音を奏でるんだろう。 そう思って試聴できるところはないかと、ネットで探してみました。 Bach: The Cello Suites Inspired By Bach, From The Six-Part Film Series / Yo-Yo Ma Amazonのサイトにリンクしているのですが、曲目リストの横に音符のマークがついているものは試聴ができます。名前だけしか知らなかったヨーヨー・マですが、こうして聴いてみると、チェロという楽器は、豊かで暖かみと柔らかな感じ、包み込むような音色の楽器だと思います。 癒される、深みのある音だなぁと感じました。 さて、前置きがすっかり長くなってしまいました。 チェロの教室に通うぼく。そこで、ぼくは、神戸からきた女の子と出会います。2人は、ある日、大震災復興支援のチェロコンサートのことを知り、自分達もその練習に加わるのです。そこで知り合ったおじいさんとの交流もはじまります。おじいさんも神戸からきたのでした。 そんなにひとりでがんばって、おとをださなくてもいいんだよ。 みんなのおとをきいて、きもちがひとつになるように、かんじながらひくんだ。 この部分を読んで、涙が出てきました。これは演奏の方法だけでなく、生き方そのものについての言葉。 それぞれの喪失体験が演奏することで、少しずつ癒される。 音楽には、人の心を揺さぶる大きな力があると思っています。 特にチェロという体で包み込むようにして演奏する楽器は、大切なものを抱きしめているような感じになるのだろうと思います。 抱きしめながらも、他の人の演奏する音に抱きしめられる… そして、それが1つの曲になっている。 そういうイメージを持ちました。 今年で阪神大震災から10年が経過しました。 映像でさえもショッキングなものでした。 その頃私は、妊娠8ヶ月の終わり。 たくさんの命が失われる中で、産まれてくる命もある。その命を大切にしなければと思ったのでした。 いせひでこさんの絵は、とても透明感があって、優しい雰囲気を醸し出しています。 チェロの曲を聞きながら、絵本を読んでみました。静かに、心にエネルギーが補充されていくように思いました。 子どもだけでなく、大人にもお勧めできる絵本だと思います。 |
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けんかのきもち
![]() こどもたちのあそびば、「あそび島」のお話。 こうた と たい、2人の男の子のけんかのお話。 けんかに負けた、たいの気持ちが、短い言葉から、よく伝わってきました。 黙読したときには、それほどでもなかったのですが、声に出して読んでみると、悔しい気持ちが、ぐっと感じられました。 この本は、けんかの気持ちと、けんかの流儀のようなものが書かれていますが、教え説くという雰囲気はありません。 読み終えると、安堵感と、清清しさがあります。 迫力を感じる絵で、子どもの気持ちを表情豊かに描いているところもいいなぁと思います。 さて、本の話題とは少しずれますが、けんかのエピソードを一つ。 近所のK君は、とても元気な男の子。やんちゃ坊主です。 しょっちゅう、けんかもしています。 けんかを始めると、パンチが出たり、蹴りが出たり。 あるとき、2人の男の子が小競り合いをしていました。 それを見ていたK君 「そんなことしてたら、けんかになるぞ!」 と大声で言いました。 さすが、数多くのけんかをしてきたK君。 どうなると、けんかになるのか、よ〜く、わかっているんですね。 それ以来、大人たちは愛情込めて、K君のことを「けんかの達人」と呼んでいます。 もちろん、けんかの達人ですから、終わったあともあざやか。 叱られると、きちんと大人にも、相手の子どもにも謝りますし、相手とも、すぐに仲直りできるのです。 |
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ベーコンわすれちゃだめよ!
![]() 小学3年生の娘に、「おもしろいから、お母さん読んでみて」 と勧められた絵本です。 4歳ぐらいの年齢から楽しめると思います。 とてもユーモアのある話で、絵も明るい色調で、気持ちよく笑える絵本です。 メッセージ性のあるお話もいいですが、純粋に笑えて、「おもしろかったね。」と言い合えるお話も素敵です。 |
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ろくべえまってろよ
![]() この絵本を初めて読んだのは、いつの頃だったんだろう。 正直なところ、いつ頃読んだのか、全く思い出せないのです。 相当に前のように思います。 先日、図書館でこの本を借りたのですが、そのとき、「このタイトル、どこかで見た気がする」と思いました。 絵本のブログで見たのかしら?とも思いましたが、中を見ると、確かに自分で読んでいます。 その時には、サッと自分の中を通っただけだったのでしょう。でも、心の中に、いい意味でのひっかかりがあって、記憶の隅っこに残っていたのだと思います。 時間が経って、再び読んでみると、じんわりと心に染みてきます。 ろくべえというのは、犬の名前です。 ほら穴に落ちてしまった、ろくべえを、小学1年生の子どもたちが、 知恵を働かせて、助けるというお話。 子どもならではの優しさ。命を大事にする姿勢をこの絵本で感じました。 文は、灰谷健次郎さん。兎の眼、わたしの出会った子どもたち、天の瞳シリーズなど、数々の名作を書いていらっしゃいます。 絵は、長新太さん。子どもたちの表情が、ほんとうに「らしく」、表情豊かに書かれています。 |
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きょうの おべんとう なんだろな
岸田 衿子 ![]() 先日、私が「きょうの おべんとう なんだろな」の絵本の最後のページを広げたまま置いていると、中学1年生の息子が横にきて、「どうして、この本広げているの?」と尋ねました。 思わず口に出た言葉は、「おいしそうだから。」 なかがわりえこさんの食べ物の絵って、どうしてこんなに食べてみたいと思うんでしょう。リアルなわけではないのに、とてもおいしそう。幸せな味がしそうなのです。 そして、隣に座った息子は絵を見て、「これは、ぞうのおべんとう、これは、くまの。」と8つのお弁当、全て、誰のものか言い当てるので、びっくりしました。この絵本は、娘(息子からみると妹)が保育園のときにいただいた本で、娘の本棚に入っていて、息子のほうは、それほど回数を読んでいないと思うし、それも随分前のことのはずだったので、驚いたのでした。それだけ、絵に魅力があるのだと思います。 文章も、なかなかユーモアがあります。中でも一番好きなのは、お弁当を食べるときの、音です。 さて、お恥ずかしい話ですが、このおはなしの文も なかがわりえこさんだと比較的最近まで、思い違いしていました。確かに、なかがわりえこ(中川李枝子)さんと、やまわきゆりこ(山脇百合子)さんのご姉妹で作っている絵本は多いのですが、別々でも、作品を作っていらっしゃいます。気がついてみれば、なかがわりえこさんと、きしだえりこさんでは、文章のおもむきが全く違うのに、勘違いしていたことが不思議なくらいです。お二人に失礼だったなぁと反省しています。 もしかして、他にも 、きしだえりこさんとやまわきゆりこさんの絵本があるんじゃないかと思って、調べてみたら、ありました。 どこでおひるねしようかな 岸田 衿子 ![]() このゆきだるまだーれ? 岸田 衿子 ![]() せっけんつけてぶくぶくぷわー 岸田 衿子 ![]() きしだ えりこさく / やまわき ゆりこえ |
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