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ペニーさん
![]() もりのなか や また もりへなどの作品も書いている、マリー・ホール・エッツのデビュー作です。 版画がとても、優しく柔らかな味わいだと思います。 私も、子どもたちもエッツの作品が大好きです。 派手さはないけれど、それがむしろ、落ち着いた気分にしてくれて、心の中にお話がしみこんでくるという感じなのです。 このお話は、ペニーさんと、ペニーさんの大事な家族(年とった馬のリンピー、ムールーという名の牝牛、スプロップという名のメスヤギ、パグワッグという豚、子羊のミムキン、メンドリのチャクラックとオンドリのドゥーディー)の心温まるお話です。 ペニーさんの深い愛情に家族が精一杯の気持ちで応えるというお話。 この絵本を読んで無償の愛という言葉を思い出しました。 豊かさというのは、金銭的なものだけじゃないということを改めて思いました。 |
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1000の風・1000のチェロ
![]() この絵本は、1995年の阪神淡路大震災から3年経った1998年に復興支援のために開かれた「1000人のチェロ・コンサート」を題材にしたものです。 チェロは、絵本の表紙からもわかるとおり、体で抱きかかえるようにして弾く弦楽器です。 でも、チェロってどんな音を奏でるんだろう。 そう思って試聴できるところはないかと、ネットで探してみました。 Bach: The Cello Suites Inspired By Bach, From The Six-Part Film Series / Yo-Yo Ma Amazonのサイトにリンクしているのですが、曲目リストの横に音符のマークがついているものは試聴ができます。名前だけしか知らなかったヨーヨー・マですが、こうして聴いてみると、チェロという楽器は、豊かで暖かみと柔らかな感じ、包み込むような音色の楽器だと思います。 癒される、深みのある音だなぁと感じました。 さて、前置きがすっかり長くなってしまいました。 チェロの教室に通うぼく。そこで、ぼくは、神戸からきた女の子と出会います。2人は、ある日、大震災復興支援のチェロコンサートのことを知り、自分達もその練習に加わるのです。そこで知り合ったおじいさんとの交流もはじまります。おじいさんも神戸からきたのでした。 そんなにひとりでがんばって、おとをださなくてもいいんだよ。 みんなのおとをきいて、きもちがひとつになるように、かんじながらひくんだ。 この部分を読んで、涙が出てきました。これは演奏の方法だけでなく、生き方そのものについての言葉。 それぞれの喪失体験が演奏することで、少しずつ癒される。 音楽には、人の心を揺さぶる大きな力があると思っています。 特にチェロという体で包み込むようにして演奏する楽器は、大切なものを抱きしめているような感じになるのだろうと思います。 抱きしめながらも、他の人の演奏する音に抱きしめられる… そして、それが1つの曲になっている。 そういうイメージを持ちました。 今年で阪神大震災から10年が経過しました。 映像でさえもショッキングなものでした。 その頃私は、妊娠8ヶ月の終わり。 たくさんの命が失われる中で、産まれてくる命もある。その命を大切にしなければと思ったのでした。 いせひでこさんの絵は、とても透明感があって、優しい雰囲気を醸し出しています。 チェロの曲を聞きながら、絵本を読んでみました。静かに、心にエネルギーが補充されていくように思いました。 子どもだけでなく、大人にもお勧めできる絵本だと思います。 |
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けんかのきもち
![]() こどもたちのあそびば、「あそび島」のお話。 こうた と たい、2人の男の子のけんかのお話。 けんかに負けた、たいの気持ちが、短い言葉から、よく伝わってきました。 黙読したときには、それほどでもなかったのですが、声に出して読んでみると、悔しい気持ちが、ぐっと感じられました。 この本は、けんかの気持ちと、けんかの流儀のようなものが書かれていますが、教え説くという雰囲気はありません。 読み終えると、安堵感と、清清しさがあります。 迫力を感じる絵で、子どもの気持ちを表情豊かに描いているところもいいなぁと思います。 さて、本の話題とは少しずれますが、けんかのエピソードを一つ。 近所のK君は、とても元気な男の子。やんちゃ坊主です。 しょっちゅう、けんかもしています。 けんかを始めると、パンチが出たり、蹴りが出たり。 あるとき、2人の男の子が小競り合いをしていました。 それを見ていたK君 「そんなことしてたら、けんかになるぞ!」 と大声で言いました。 さすが、数多くのけんかをしてきたK君。 どうなると、けんかになるのか、よ〜く、わかっているんですね。 それ以来、大人たちは愛情込めて、K君のことを「けんかの達人」と呼んでいます。 もちろん、けんかの達人ですから、終わったあともあざやか。 叱られると、きちんと大人にも、相手の子どもにも謝りますし、相手とも、すぐに仲直りできるのです。 |
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ベーコンわすれちゃだめよ!
![]() 小学3年生の娘に、「おもしろいから、お母さん読んでみて」 と勧められた絵本です。 4歳ぐらいの年齢から楽しめると思います。 とてもユーモアのある話で、絵も明るい色調で、気持ちよく笑える絵本です。 メッセージ性のあるお話もいいですが、純粋に笑えて、「おもしろかったね。」と言い合えるお話も素敵です。 |
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ろくべえまってろよ
![]() この絵本を初めて読んだのは、いつの頃だったんだろう。 正直なところ、いつ頃読んだのか、全く思い出せないのです。 相当に前のように思います。 先日、図書館でこの本を借りたのですが、そのとき、「このタイトル、どこかで見た気がする」と思いました。 絵本のブログで見たのかしら?とも思いましたが、中を見ると、確かに自分で読んでいます。 その時には、サッと自分の中を通っただけだったのでしょう。でも、心の中に、いい意味でのひっかかりがあって、記憶の隅っこに残っていたのだと思います。 時間が経って、再び読んでみると、じんわりと心に染みてきます。 ろくべえというのは、犬の名前です。 ほら穴に落ちてしまった、ろくべえを、小学1年生の子どもたちが、 知恵を働かせて、助けるというお話。 子どもならではの優しさ。命を大事にする姿勢をこの絵本で感じました。 文は、灰谷健次郎さん。兎の眼、わたしの出会った子どもたち、天の瞳シリーズなど、数々の名作を書いていらっしゃいます。 絵は、長新太さん。子どもたちの表情が、ほんとうに「らしく」、表情豊かに書かれています。 |
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きょうの おべんとう なんだろな
岸田 衿子 ![]() 先日、私が「きょうの おべんとう なんだろな」の絵本の最後のページを広げたまま置いていると、中学1年生の息子が横にきて、「どうして、この本広げているの?」と尋ねました。 思わず口に出た言葉は、「おいしそうだから。」 なかがわりえこさんの食べ物の絵って、どうしてこんなに食べてみたいと思うんでしょう。リアルなわけではないのに、とてもおいしそう。幸せな味がしそうなのです。 そして、隣に座った息子は絵を見て、「これは、ぞうのおべんとう、これは、くまの。」と8つのお弁当、全て、誰のものか言い当てるので、びっくりしました。この絵本は、娘(息子からみると妹)が保育園のときにいただいた本で、娘の本棚に入っていて、息子のほうは、それほど回数を読んでいないと思うし、それも随分前のことのはずだったので、驚いたのでした。それだけ、絵に魅力があるのだと思います。 文章も、なかなかユーモアがあります。中でも一番好きなのは、お弁当を食べるときの、音です。 さて、お恥ずかしい話ですが、このおはなしの文も なかがわりえこさんだと比較的最近まで、思い違いしていました。確かに、なかがわりえこ(中川李枝子)さんと、やまわきゆりこ(山脇百合子)さんのご姉妹で作っている絵本は多いのですが、別々でも、作品を作っていらっしゃいます。気がついてみれば、なかがわりえこさんと、きしだえりこさんでは、文章のおもむきが全く違うのに、勘違いしていたことが不思議なくらいです。お二人に失礼だったなぁと反省しています。 もしかして、他にも 、きしだえりこさんとやまわきゆりこさんの絵本があるんじゃないかと思って、調べてみたら、ありました。 どこでおひるねしようかな 岸田 衿子 ![]() このゆきだるまだーれ? 岸田 衿子 ![]() せっけんつけてぶくぶくぷわー 岸田 衿子 ![]() きしだ えりこさく / やまわき ゆりこえ |
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はたらきもののじょせつしゃけいてぃー
![]() とっても楽しい絵本を、見つけたよって自慢したくなるような絵本。 地図好き、働く車好きのお子さんは、大喜びの1冊だと思います。 絵地図が好きな私も、ワクワクして読みました。 除雪車けいてぃーが、大雪の日、街中をかけまわって、街の生活を守るというお話です。 除雪車が冬以外の季節はどうしているのかということや、他の働く車についても書かれています。 絵本の「読む」は、ほとんど絵のない小説などとは、読み方が全く違うなぁと、常日頃思っていますが、この作品では、特にそう感じました。 何度もページを行ったり来たりして読みました。 絵って楽しいなぁ、文章で表現できないことが、見開きのページにぎゅっと詰まっています。そして、じっくりと、何度も見ていたくなるのです。 絵本は「読む」でも「見る」でも「聞く」でも「眺める」でもない、どれか一つの単語では、表せないものだと思います。 |
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からすのパンやさん
![]() 年長さんの姪に、お年玉としてプレゼントしました。 加古里子さんも、好きな作家の1人です。 何年か前には、原画展も見にいきました。 原画展を見たときに一番印象に残って、じっと見ていたのが、この作品です。 1羽1羽のカラスの表情がとてもいいのです。 赤・黄・白・茶の4羽のカラスの赤ちゃん。名前は、リンゴちゃん、レモンちゃん、オモチちゃん、チョコちゃん。 そして、子ども好きのお父さんカラスとお母さんカラス。 そのほかにも、たくさんのカラスが出てきます。 そして、おいしそうなパン。 きょうりゅうパン、とんかちパン、てんぐパン、たけのこパン、くじらパン、ゆきだるまパン、テレビパンなどなど。 見開きページいっぱいに、こんがり焼けた、愛情たっぷりの、おいしそうなパンが並んでいます。思わず、食べてみたくなるようなパンばかり。この本には、80種類以上のパンが描かれています。 借りてきて読むのもいいけれど、何度も繰り返して見たくなるような本だと思っているので、プレゼントしました。 絵本を見ながら、お話が弾んだり、粘土遊びや、お店やさんごっこになったりと、自由に世界が広がっていくところも、この絵本の魅力だと思います。 お話と絵を存分に味わってください。大人も子どもも楽しくなる絵本だと思います。 |
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ぞうのエルマー〈5〉エルマーがとんだ
![]() ウイルバーも出てくるお話です。 風のとっても強い日のことです。エルマーとウイルバーが、友達のぞうや鳥達にいたずらをしているうちに、大変なことが起こります。 なんとエルマーが、強風に吹き飛ばされて、空を飛んでしまうのです。 「そうか、みみだ」とエルマーはおもいました。 「みみが、はねになって、とんじゃったんだ」 この部分を読むと「ダンボ」と発想が似ているなと思います。といっても、マネをしていると非難しているわけではありません。 あの大きなゾウが空を飛ぶというのは、想像しただけでワクワクします。2つのお話で、空を飛ぶ状況は違いますが、観客や読者が喜ぶ場面であることには、変わりありません。 「エルマーがとんだ」でも、エルマーは、とても明るくて、物事をいいほうにとらえる、みんなの人気者です。 |
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エルマーとヘビ
![]() 表紙の絵、エルマーの右にいるのがヘビです。 こんな色のヘビがいたら、楽しいだろうなぁ。 あっ、エルマーを作るのは大変かもしれないけれど、このヘビ風に何段かずつで色を替えたマフラーは、とても可愛いと思います。 このマフラーを使う勇気が出るかどうかは、別ですが(笑) エルマーもいたずら大好きですが、エルマーの周囲にも、いたずら大好きな動物がいます。このヘビもそうです。 エルマーにいたずらしようと思った、ほかのぞうたち。 でも、いいアイディアが浮かびません。それで、ヘビのところに相談に行くのです。 そして、ぞうだけでなく、他の動物も一緒にいたずらすることになるのですが…。 今回は、たくさんの動物が出てきます。その一匹一匹の表情も素敵で、見ているのがとても楽しい絵本です。 |
















